菊池川流域日本遺産の構成文化財を巡るイベントです。菊池川流域を初めて訪れる方はもちろん、地域住民の方も楽しめます。すべてのスポットのスタンプを集めると各市町の観光施設や飲食店等の商品と引換えることができる【ヲムスビプロジェクトお食事券・商品券】がもらえます!(先着10名です。詳しくは特典の画面をご確認ください。)
ツアーの参加にはアプリが必要です。アプリをインストールしてツアーコード「78304」で検索してください。
アプリを利用すると、デジタルスタンプラリーやフォトブックなどが楽しめます。事故やケガに備えて100円で最大1億円の保険も加入できます。
江田船山古墳
熊本県玉名市
歴史の教科書に掲載され、なじみのある方も多いかと思います。92件の出土品は、そのすべてが国宝であり、特に、日本最古級の文章が刻まれている銀象嵌銘大刀は、当時の地方豪族の権力を示しており、高く評価されています。古墳を中心とした古墳公園では花見やピクニック、お昼寝など多くの方が訪れる自然豊かな公園となっています。江田船山古墳の石室は、自由にどなたでも見学することができます。
墳丘
規模は、墳丘62m、後円部直径41m、後円部高さ10m、前方部幅40m、前方部高さ7.5mの前方後円墳です。造り出しが、左右の括れ部付近にあり、右造り出しの突端部の長さ8m、幅5m。左造り出しの突端部の長さ8m、幅3mです。
墳丘の周囲には幅7.5~13mの周溝が巡っていますので、周溝を含めた全長は約77mとなり、清原古墳群に現存する古墳の中で一番大きい古墳です。築造年代は出土遺物からみて5世紀後半と推定されます。
石棺
埋葬施設は、後円部のほぼ中央に阿蘇凝灰岩の切石を組み合わせた横口式家形石棺(長さ2.2m、幅1.1m、高さ1.45m)で、入口の両側に2枚の切石を並べ羨道となっています。また、石棺内部や縄掛突起の一部などに朱色の塗料が残っており、築造時期には石棺全体を朱色に塗っていたことが想像できます。
出土遺物
明治6(1873)年に地元(江田村)の池田佐十が、夢のお告げにより丘を掘ったところ石棺を発掘し、古墳であると発見されました。池田佐十は数多くの貴重で豪華な遺物を発見し補完していました。すぐに国が一括して買い上げ、出土品92点は昭和40年に国宝に指定されました。現在、東京国立博物館に展示保管されています。
遺物の内容は、75文字の銘をもつ銀象嵌銘大刀などの刀剣類、銅鏡6面、冠帽類、耳飾類、玉類、武具類、馬具類、鉄鏃類、土器類など92件に及ぶ豪華なものが出土しています。
中国や朝鮮半島系の遺物も多く含み、広域的な交流を行っていたことが推測できます。
銀象嵌銘大刀の銘文
「台(治)天下獲□□□鹵大王世、奉事典曹人名无□(利)弖、八月中、用大鐵釜、并四尺廷刀、八十練、□(九)十振、三寸上好□(刊)刀、服此刀者、長寿、子孫洋々、得□恩也、不失其所統、作刀者名伊太□(和)、書者張安也」
菊池川下流域の船着場と港町
熊本県玉名市
江戸時代に米の積み出しで栄えた高瀬や大浜などの港町があり、高瀬、晒 (さらし)、千田川原(せんだがわら)などに俵ころがしと呼ばれる石畳の斜路や石段、石垣など船着場の施設が残る。
梅林天満宮
熊本県玉名市
梅林天満宮の流鏑馬は秋の大祭に神社で五穀豊穣に感謝して奉納される農村に伝わる流鏑馬(や ぶさめ)。梅林(ばいりん)天満宮の本殿、拝殿などは登録有形文化財。
菊池川白石堰河川公園
熊本県玉名郡和水町
米作りに必要な肥沃な土と清らかな水をもたらす河川。阿蘇外輪山を源と し、有明海に注ぐ延長71kmの1級河川。江戸時代を中心にこの地域の物流の大動脈であった。