海城サミット2025 デジタルスタンプラリー

千葉県

海城サミット2025 デジタルスタンプラリーのイメージ

2025年1月25日(土)から 2025年5月7 日(水)の間、海城9城をまわるデジタルスタンプラリーを開催します。
蔵波城、飯野陣屋、佐貫城、天神山城、造海城、君ケ谷城、金谷城、妙本寺砦、勝山城に来城いただき、デジタルスタンプを収集して楽しんでいただくイベントです。
これらのお城は袖ケ浦市から鋸南町間の内房線駅13 駅中8 駅を利用して来城でき、鉄道路線に沿って海城が集中している日本有数の海城鉄道ラインです。最寄りの駅から遠いお城もあるため、千葉市を起点とした場合、自家用車で回れば、約6時間ほどでコンプリート可能です。鉄道と徒歩で回った場合は、内房の旅行を楽しみながら、じっくり2日間かけて回ることをお勧めします。
上記開催期間中にアプリをダウンロードし、現地にてデジタルスタンプを収集ください。
期間中すべて (9城 ) 収集された方には、ノベルティをプレゼントします。
また、9城の御城印をご提示いただくと、千葉の御城印帳などの景品があたるキャンペーンも実施します。

ツアーの参加にはアプリが必要です。アプリをインストールしてツアーコード「45948」で検索してください。
アプリを利用すると、デジタルスタンプラリーやフォトブックなどが楽しめます。事故やケガに備えて100円で最大1億円の保険も加入できます。

蔵波城跡

千葉県袖ヶ浦市

蔵波城跡のイメージ

蔵波城は16世紀には里見氏の城として、対小田原北条氏の前線基地の役割を担っていました。
蔵波城から北東約2kmの距離にある久保田城は、天正14年(1586年)頃には北条氏が支配していて、非常に近い位置で里見氏と北条氏が対峙していたことがわかります。
船戦の戦況を報告する書状も残っていて、蔵波城の前面の海で里見方と北条方が船戦を繰り広げ、北条方が勝利したことがわかっています。
※スタンプラリーポイントは蔵波城山頂の案内板付近です。JR長浦駅と近い位置です。長浦駅を内陸側に降りて、公衆トイレ付近でもスタンプを獲得できます。

飯野陣屋

千葉県富津市

飯野陣屋のイメージ

飯野陣屋は保科正貞によって築かれた上総国飯野藩の陣屋です。
保科氏は甲斐武田氏、次いで徳川氏に仕え、譜代大名となりました。そして、徳川秀忠の4男を養子に迎え、その子が高遠藩主保科正之となります。その後、正之は会津に移りますが、飯野藩は会津保科家を本家とし、幕末まで分家として存続、陣屋も維持されました。
今に残る見事な水堀は「飯野陣屋濠跡」として、千葉県の指定史跡になっています。
飯野陣屋は敦賀陣屋(越前国)、徳山陣屋(周防国)とともに「日本三陣屋」に数えられています。
※スタンプラリーポイントは飯野陣屋内の飯野神社付近です。JR内房線青堀駅が最寄りとなり、駅から南東方向に徒歩で約1kmとなります。

佐貫城

千葉県富津市

佐貫城のイメージ

16世紀前半、佐貫城は上総武田氏の拠点の一つでした。その後、里見氏と小田原北条氏の争いがおき、佐貫城も両勢力の戦いの舞台になりました。
北条氏が擁立した古河公方足利義氏が佐貫城に入っていることからも、北条氏がいかに佐貫城を重要視していたかがわかります。
近世初頭には徳川譜代の内藤氏が入り、その後は城主が入れ替わりながらも江戸時代を通して存続しました。
※スタンプラリーポイントは佐貫城址入口付近です。JR内房線佐貫町駅から東に向かって歩き、約2kmとなります。

天神山城

千葉県富津市

天神山城のイメージ

天神山城は天神社の背後の山陵に築かれました。真里谷武田氏の支城だった天神山城を小田原北条氏が改修整備したと考えられています。
北条氏が天神山に米の運び入れを指示している書状も残っていることから、北条氏の房総半島における拠点のひとつとなっていたことが考えられます。
※スタンプラリーポイントは天神山城北麓の天神社付近です。JR内房線上総湊駅から国道127号線を南に向かって歩き、湊川の橋を渡った富津警察署を過ぎたら、細い車道を左折し、天神社の右側の坂を登り少し歩くとスタンプを獲得できます。上総湊駅から1.5kmの距離です。

君ケ谷城

千葉県富津市

君ケ谷城のイメージ

別名「二又山要害」とも呼ばれている君ヶ谷城は、真里谷武田氏に築かれ、その後、里見方の城として改修整備されたと考えられます。城麓を白狐川が流れ、河口には造海城があることから、造海城の兵站基地として使われていたとも考えられます。
君ヶ谷城の遺構は現在も良好に残っており、主郭に向かう尾根道に沿って、土塁や削平された曲輪や岩盤を掘った堀切などを見ることができます。
スポットは、館山道 富津・竹岡IC近くの君ケ谷観音堂の駐車場付近となります。最寄りの駅はJR竹岡となりますが、徒歩だと約5kmほどあり、1時間ほど掛かります。

造海城

千葉県富津市

造海城のイメージ

築城時期などの詳細は不明ですが、真里谷武田氏が上総国に勢力を広げていく過程の中で城として取り立てられたと思われます。真里谷武田氏没落の後は里見氏の城として、里見家臣である正木氏がこの地に入り、江戸湾を挟んで北条氏と繰り広げた抗争の舞台となったと考えられます。
幕末には異国船への備えのため、造海城の曲輪などを利用して、竹ヶ岡砲台が築かれました。
※スタンプラリーポイントは山麓の燈籠坂大師(東善寺)付近です。JR内房線竹岡駅から、国道127号線を千葉方面に戻り、トンネルをくぐった後、右折して弘法大師霊場の赤い門をくぐり、小さなトンネル、切通しのトンネルをくぐった先がポイントです。竹岡駅から徒歩で約2kmとなります。

金谷城

千葉県富津市

金谷城のイメージ

金谷城は目の前に東京湾が広がる海上交通の要衝地です。戦国時代には里見実堯が居城としていて、里見水軍の拠点でした。
佐貫城、造海城、勝山城が里見氏の拠点として整備されていくと、金谷城は造海城の支城として連携し存続していったと思われています。
スタンプラリーポイントは、鋸山ロープウェイの駐車場を通り越し、TJKリゾート入口ゲート付近です。

妙本寺砦

千葉県安房郡

妙本寺砦のイメージ

中谷山妙本寺は、房総半島の中でも屈指の日蓮宗の古刹です。14世紀前半に創建され、その後、永正11年(1514)に里見義通がここを陣所として以来、有事の際には里見氏の要害として使われたため、戦国期には何度も戦火にさらされました。「妙本寺要害」「妙本寺砦」などとも呼ばれています。
海に面した丘陵地に位置し、本堂を囲むようにぐるりと尾根がめぐっており、自然地形を使って要害化した痕跡が見られます。
※スタンプラリーポイントは妙本寺山門付近です。JR内房線保田駅から国道27号線を南に向かい、約1.8kmの箇所を左折し、線路を超えた箇所となります。

勝山城

千葉県安房郡

勝山城のイメージ

勝山城は対小田原北条氏のために築かれた里見水軍の基地です。標高80mの八幡山に築かれ、眼下に勝山湊を臨むことができます。
里見氏配下の内房正木氏が勝山城に入り、金谷城と岡本城と連携していたと思われます。
江戸時代に入り、里見氏が改易になると、内藤氏が入府。北麓に陣屋が築かれ、町は発展していきました。
※スタンプラリーポイントは勝山城山頂の八幡神社鳥居付近です。最も目立つ大黒山展望台ではなく、その向かい側が勝山城跡となります。ポイントに近づく坂道を登る途中でスタンプを獲得できます。JR安房勝山駅から徒歩で約1kmとなります。大黒山展望台は、法福寺裏手より約10分ほどで登れます。頂上展望台からは南房総の海岸線、太平洋、房総の山々が良く見える圧巻の景色なので、是非立ち寄ると良いでしょう。