東北に弥生時代はなかったとされていた常識を覆した立派な水田跡・垂柳遺跡。
田舎館の人々は、田んぼと共に歩んできました。
米づくりの文化は、全国に知られた田んぼアートにまで高まり、田んぼアート駅周辺には、また新たなアートが散りばめられています。
弥生時代の遺跡「史跡垂柳遺跡」。
1981年に国道102号バイパス化工事の試掘調査で発見された、約2100年前の弥生時代中後期の水田跡は、「東北地方北部に弥生時代はなかった」と言われていた常識を覆し、考古学史や農業史を書き換えるほどの大発見でした。
「田んぼアート」は、7色の異なる種類の稲を絵の具代わりに、田んぼをキャンバスに見立て巨大な絵を描くアートです。
1993年から活動をつづけてきた田舎館村は、「田んぼアート発祥の村」と呼ばれています。
道の駅いなかだて弥生の里のなかには、第2田んぼアート会場があり、田んぼアートが見頃になる夏には、たくさんのお客様で賑わいます。
ツアーの参加にはアプリが必要です。アプリをインストールしてツアーコード「14513」で検索してください。
アプリを利用すると、デジタルスタンプラリーやフォトブックなどが楽しめます。事故やケガに備えて100円で最大1億円の保険も加入できます。
レストランジャイゴ
青森県黒石市
名前の「ジャイゴ」は、津軽弁で「田舎」という意味です。
おススメは、垂柳遺跡から発掘された「田舎館式土器」を模した器で食べる『土器カレー』。
金山焼で作られた器は、まるで本物の土器のようで気分は弥生人♪
ごはんは白米と紫黒米のハーフ&ハーフ、とんかつが乗っていてボリューミーです。
器のもとになった「田舎館式土器」は、田舎館村埋蔵文化財センターで展示しています。また、田舎館村のマンホールにも描かれています。
遊稲の館
青森県南津軽郡
昔の稲作で使用した道具などが展示されていて、無料で見学できます。
館内にある『いろりばた喫茶』で食べられる、「古代米おはぎ」が人気です。いちごを使ったスイーツ、古代米エキスを炭酸水で割った色鮮やかな遊稲サイダーや甘酒などもあります。珍しいお米も販売していてお土産にも◎
屋外には、弥生時代の田んぼを復元した体験田があり、田植えや稲刈りなどお米作りができます。また、弘前市出身のペイントアーティストMAJIOのペイントによる巨大なお茶碗型オブジェ『チャワンダー』も展示されていて、岩木山をごはんに見立てて写真を撮ってみよう♪
【開館】午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
【定休日】毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
CHAWONDER
青森県南津軽郡
『冬の田んぼアート2016』で、弘前市出身のアーティストMAJIOが制作したお茶椀型のモニュメント。カラフルな巨大な茶碗とその茶碗に合うサイズのお箸がセットになって屋外展示されています。
岩木山が見える日は、岩木山を「CHAWONDER」の背景にして、岩木山をごはんに見立てて写真を撮ってみよう!
田舎館駅
青森県黒石市
弘南鉄道弘南線の無人駅で、古びた外観とは裏腹に、建物内はアートが溢れています。
2020年、平川市在住のアーティストGOMAが、待合室の天井、壁、ごみ箱、椅子にアートを描き話題となりました。
田んぼアート駅
青森県黒石市
弘南鉄道弘南線の無人駅で、4月から11月の日中のみ停車する臨時駅です。なお、冬季に開催される「冬の田んぼアート」期間中は乗降でき、夜も停車します。
田舎館村は田んぼアート発祥の地で、春から秋にかけて村内2か所で田んぼアートを開催しています。
田んぼアート駅から徒歩約2分の場所に、第2田んぼアートを観覧するための展望台「弥生の里展望所」があります。(展望台は、田んぼアート期間以外は閉鎖しています。)
駅の外観がカラフルなのは、2017年に開催された「冬の田んぼアート2017 MAJIO presentsライステーションプロジェクト』で、弘前市出身のペイントアーティストMAJIOのペイントによるものです。
田舎館村埋蔵文化財センター
青森県黒石市
田舎館村埋蔵文化財センターには、史跡垂柳遺跡に関する展示がされています。
垂柳遺跡は、1981年に国道102号バイパス化工事の試掘調査で水田跡が発見された、約2100年前の弥生時代中後期の遺跡です。
ここで水田跡が発見されるまでは「東北地方北部に弥生時代はなかった」と言われていました。しかし、その後の発掘調査により656面の水田跡が発見され、東北地方北部にも弥生時代が存在していたことを証明し、考古学史や農業史を書き換えるほどの大発見でした。
ここでは、発掘された弥生時代の田んぼ跡を露出展示していて、本物の田んぼの上を歩くことができます。また、発掘された本物の土器を持つこともでき、弥生人の気分を体験することができます♪
【開館】午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
【定休日】毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
【入館料】一般300円、高・中学生200円、小学生100円
田舎館村博物館
青森県黒石市
田舎館村博物館には、村出身の画家田澤茂氏の絵画、昔懐かしい農具や生活道具、彫刻作品などを展示しています。さまざまな道具のなかには、珍しい名前や使い道がナゾのものもあります。
【開館】午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
【定休日】毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
【入館料】一般300円、高・中学生200円、小学生100円
田舎館村産地直売センター
青森県黒石市
田舎館村の特産品のお米、トマト、リンゴジュースなどのほか、お菓子やお酒などの青森県内のお土産を販売しています。
特産品のひとつ「JA女性部手作りの味噌」を使った『味噌ソフトクリーム』がおススメです♪
弥生の里展望所
青森県黒石市
田舎館村は田んぼアート発祥の地で、春から秋にかけて村内2か所で田んぼアートを開催しています。
第2田んぼアートは、道の駅いなかだて弥生の里に作られ、弥生の里展望所から観覧することができます。また、小石を敷き詰めて有名人の肖像画を描く「石のアート」も、田んぼアートと一緒に観覧できます。
冬には『冬の田んぼアート』を開催し、スノーシューを履いて雪原を踏み固め、凹凸に差し込む光と影で表現するスノーアートを観覧することもできます。(展望所は、田んぼアート期間および冬の田んぼアート期間以外は閉鎖しています。)