聖徳太子巡礼の道 06ー1 太子葬送の道①

奈良県

※本ツアーは終了しました。

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太子伝承と古代寺院跡をしのぶコース
聖徳太子と妃の膳部菩岐々美郎女が亡くなり、斑鳩から葬地である大阪の磯長へ向かった道が「太子葬送の道」です。このコースでは王寺町から片岡谷を通って南の香芝市へと向かいます。途中、道標に導かれながら片岡飢人伝説に因む達磨寺、7世紀前半の片岡王寺跡(放光寺、片岡神社)、7世紀後半の尼寺廃寺、志都美神社に立ち寄ります。

ツアーの参加にはアプリが必要です。アプリをインストールしてツアーコード「87505」で検索してください。
アプリを利用すると、デジタルスタンプラリーやフォトブックなどが楽しめます。事故やケガに備えて100円で最大1億円の保険も加入できます。

達磨寺

奈良県北葛城郡

達磨寺のイメージ

聖徳太子は片岡山で飢えた人と出会い、食べ物と衣服を与えましたが、その人は翌日亡くなりました。そのため太子は側近の者に命じて手厚く葬りましたが、後日その遺体を確認すると衣服のみが棺上に残されていました。世間の人々はこの飢人こそが禅宗の祖達磨大師の化身だといい、その棺上に寺院が建立されました。これが達磨寺の始まりとされます。太子は雪丸という名の犬を飼っており、その雪丸を葬ったとされる古墳時代後期の円墳(達磨寺1号墳、雪丸塚)が本堂の北東にあります。本堂には鎌倉時代制作の木造聖徳太子坐像が安置されています(本堂は毎日10時~15時、無料で拝観可)。

放光寺

奈良県北葛城郡

放光寺のイメージ

片岡王寺の後身とされる寺院です。片岡王寺は隣の王寺小学校に中心伽藍があり、四天王寺式伽藍配置だったと考えられています。隣には片岡神社もあります。

道標

奈良県北葛城郡

道標のイメージ

この付近の「太子葬送の道」は当麻街道ともよばれ、江戸時代には寺社参詣に向かう人々で賑わいました。芦田池畔には旅人の便宜のため天保4年(1833)に道標が建てられました。

尼寺廃寺

奈良県北葛城郡

尼寺廃寺のイメージ

7世紀後半に創建された寺院跡です。法隆寺式伽藍配置ですが、塔の心礎が日本最大でかつ心柱に添柱をともなう点が斑鳩寺と共通しており、聖徳太子の関わりが推測されます。

志都美神社

奈良県香芝市

志都美神社のイメージ

志都美神社は延喜式内社で、813年に片岡氏の鎮守として創建されました。その社叢(県天然記念物)では貴重な自然が保たれています。北側には武烈天皇陵があります。